屏風
物思ふに 立ち舞ふべくも あらぬ身の 袖うち振りし 心知りきや
「源氏物語」のなかでも、舞楽の装束の美しさが印象深く描かれている「第七帖 紅葉賀(もみじのが)」の巻。光源氏が「青海波」を美しく舞う。その次の日に、光源氏が藤壺の宮に送った和歌。
見る角度によって、表情が変わる屏風です。
●屏風サイズ
縦 約33.5cm
横 約21.4cm
厚さ 約2.5cm
●箱サイズ
縦 約35cm
横 約24cm
厚さ 約3.5cm
●使用素材
・表地
経糸:絹100% 緯糸:絹100%・真珠粉本銀模様引箔糸
・箔糸
・箔糸の和紙
お札に使う丈夫な和紙を使用しています。
・箔糸の本銀箔・焼箔使用
・真珠粉使用
・側地:ゆらぎ水紋紋様 絹100% 緯糸:絹糸・金属糸
●製織
引箔装置を備えたシャットル力織機で柄がずれないように順番に一本一本織り込んでいく「順引き」。ジャカードによる紋織。
●後加工
布海苔+澱粉糊による手張り
●表装
京表具師による表装。
●紙箱入り